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There's Something About Jonathan 和訳 Pt.1 P13~P17

 先月、ジョナサン・リッチマンの自伝を買ったのですが、洋書なので何が書いてあるのかさっぱりわかりません。
なので、今回から勉強ついでに少しづつ、当書の日本語訳を載せていきたいと思います
洋書の翻訳は初めてなので、読みづらい文章となっていることご了承ください。

・INTRODUCTION 〜序章〜

 ずっとジョナサンは画家になろうと考えていた。
なぜなら、それこそが自己表現において最良の方法だと思っていたからだ。
しかし、The Velvet Undergroundの演奏を見て、彼らの持つ魔法の虜となり、自分でもやりたいと考えた。

 ジョナサンはソロでキャリアをスタートさせたが、程なくして「The Modern Lovers」というバンドを組むことになる。
ジョナサンの集めたメンバーはすぐに彼が望む以上のものとなった。

 バンドは未熟ながらも、鋭く強い感情が入り混じっており、その音楽的知識と素直な運動が彼らをThe Velvet Undergroundの後継者にさせた。
The Velvet Undergroundはその先駆的な偉業にも関わらず、少ない報酬しかもらえなかったが、
The Modern Loversには商業的成功を収められる期待があった。

 しかし残念なことに、バンドには自らをも破滅に導く種のようなものが始めからあった。
ジョナサンは自分が感じた気持ち、見え方などを広く伝えるための媒体としてバンドを作りげていた。
しかし、一度これを達成し、相互間の適切なコミュニケーションが成立してしまえば、当然のように彼の孤独感は切れ味をなくしていく。
そして、メッセージも否定的なものから肯定的なものへと移し変わっていった。

 73年半ばワーナーは彼らと契約を結び、彼らは成功との境界ににいた。
だが、新たなメッセージを伝えるためには、従来のメンバーではなく新生Modern Loversを彼は必要としたため、バンドメンバーの入れ替えを行なってしまった。

 新しく入ったメンバーは前任者と同じくらいの情熱を持っていた。
ジョナサンの肯定的なメッセージはファンに対し必ずしも好意的に受け取られなかった。
が、バンドはたくさんのリハーサルを行い、ヨーロッパツアーへ、その結果コンサートホールを埋めることに成功した。シングルEgyptian Reggaeはヨーロッパ中でヒットし、3度のチャートヒットを得ることに成功した。

 ジョナサンは、過去の自分を取り除き、もう一度将来に目をむける時間が来た。
バンド活動もそうだ。1979年に2度目のバンドも解散し、彼はボストンへ帰った。
それから5年間、アルバムの発表は行わなかった。

 ジョナサンは2度、有名になるチャンスを拒んだ。
しかし、2度目の時は彼の願った形に近いものだったし、彼もそれを楽しんでいた。
そして今、ジョナサンは自分でしたいことを決められる。どこへ行くのも、何をするのも。

 20年間、ジョナサンはしたいことをしたい時にし続けている。
何年もの間、ニールヤングは自身のレーベル「Vapor」に彼を誘い続け、映画監督のファレリー兄弟も大ヒット映画「メリーに首ったけ」の音楽製作を彼に依頼した。
そして、有名TV番組のホスト、コナンオブライエンも彼にトークショーの出演オファーをかけていた。
彼はその全てをこなし、楽しんだ。

 でも、本当に素晴らしい瞬間は聴衆の前で歌っている時の彼だ。
ユニークなパフォーマンスと心地のよい雰囲気は、他の誰とも比べることができない。
彼は聴衆の心に入るために、ダンスや笑い、神話や感情の追体験を利用する。
あなたがどこかで彼の卓越した、表情豊かなギターの音色を耳にできることを私は願っている。
それこそが彼の常にしたいことなのである。

・I GREW UP IN THE SUBURBS 〜第1章〜

 ジョナサンリッチマンは1951年5月16日にボストンで生まれた。
彼の母親は学力の低い人向けの読書指導教員であり、父親はセールスマンであった。
この時期の環境や景色が彼の見解や行動、また初期の音楽性に対し深い影響を与えている。
この頃から、彼は自身の気持ちを可能な限り正直に表現することに努めていた。

 彼の両親は定型的な人間であった。しかしジョナサンはその反対だった。
後のモダンラヴァース創設者となるJohn Felicは当時近所に住んでおり、その頃のボストンをこう振り返る。

「ただの退屈な郊外さ。似たような平屋の家がいっぱいあって、本当に醜くく興奮することなど1つもない、死んだ街のようだった。」

 彼の両親がボストンに心地よさを感じていても、ジョナサンの心の中は常に出て行くことと、自分の限界点を広げることでいっぱいだった。

 ジョナサンは長男である。彼の音楽的な影響は早いうちに始まった。
後のインタヴューでは、2〜3歳の頃に両親の歌を聴きいたその時から、音楽に強く心を動かされたと、語っている。
5歳の頃までは絵を描くことと、女子を追っかけることにだけに時間を費やしていた。
しかし、彼の愛情に対する返答は失敗や挫折ばかりで、それが彼を困惑させ傷つけた。

 彼には数人の友達しかおらず、彼は周りとの人間関係に常に疎外感を感じていた。
初期の曲に見られるような孤独は、この時期からすでに彼の生活内に広がっていたのだ。

 3歳から7歳ごろの間、彼は良く夢を見ていた。
彼は後にそれを「掴みどころのないもの」と表現した。
それは、その夢の内容においてもそうであり、それらを無意識から意識へ、現実へ、経験へ、記憶へと変換することができなかった点においてもそうだった。
夢は思春期や大人になってからも、彼の中で重要であり続けた。
大人になった今では、夢にアクセスしたり、影響を与えたり、かつて望んでた「変換」を実現でき、夢の状態と現実はもはや同じものだ主張している。

 孤独であったにも関わらず、後年インタビュー内で自身が受けた当たり障りのない教育方法が自身を形付けたとも語っている。
彼の両親は正直で、品が良く働き者であった。
彼らは息子の成功を熱望していたが、ジョナサンにとっての成功とは自身の気持ちや社会の情熱、誠実さを主張することにあった。
彼らの属していた生真面目な社会にとって、それらの願望は必ず失敗するだろうとみなされていた。

 しかしながら彼の両親は彼を信頼し、息子の夢に対する失望とうまく対峙しながらも、彼の初期のキャリアを支えたのだ。
彼を理解することが困難であっても、彼への愛はしっかりとそこに存在していたのだ。
ジョナサン自身、自らの考えと彼らの考えが大きく異なっていたとはっきりと示しながらも、彼らの教育方法を批判することは1度もなかった。

 もしジョナサンが誤解され、家庭内で孤立したていたら、多くの時間をしつけの厳しい学校で過ごしていただろう。
彼は常に学校からの逃避を望んでいた。
しかしながら反乱という形をとっても、それは短期間の問題解決策でしかないこともわかっていた。
そのため、彼は従来の方法ではないやり方を行った。
それどころか、彼は当たり前のことだと思われていたルールを破壊したのだ。

 ある日、彼はズボンに二つの丸を書き込み、校長室へと呼ばれた。
校長がどういうことかと尋ねると、彼はエレキギターのベースとトレブルのノブを描いたのだと答えた。
これは1962年のことだ。彼はすでにロックンロールを発見し、それこそが彼の人生を救ってくれると考えていたのだ。
その時期から、トランジスタラジオが彼の親友となった。

 その出来事の前年、リッチマン家はニューヨークへ訪れていた。
現地のロック音楽に影響を受け、現実世界の2つの脅威が明らかになり、彼の目に新しい光景が映った。
制限された教育など、どこか遠くへ行ってしまったのだ。
彼の野望はできる限りすぐに学校を去り、新しい世界を探索することだった。
しかしながら、両親は未来のためにも何らかの仕事が得れるように勉強を続けることを切望した。
両親の説得もあり、ついにはジョナサンも卒業式の日まで学校へ通った。
(学校の終わり頃には、両親は彼に学校を続けるためお金を払わなければならなかった、彼自身も後に自分が学校を続けられたのはロックンロールのおかげだと語っている。)

 1965年。ジョナサン自身の音楽体験が始まった。
最初の楽器はクラリネットであったが、数年後には長い付き合いとなるサックスフォンにその位置を取られてしまう。
翌年には父が買ったくれた、アコースティックギターでの演奏も始めた。
(父は後に最初のエレキギターとアンプもプレゼントしている。)

 60年代中頃、ロックンロールは速度を上げて向上していった。
彼の好きな音楽は少年時代に聴いていたものであったが、彼も新しい波の登場に気がついていた。
1967年の初めに彼は、今まで一度も聞いたことのない音楽をラジオから耳にする。
そのバンドこそがThe Velvet Undergroundである。

 そして間も無く、彼の友人が1stアルバム「The Velvet Underground&Nico」のコピーを入手し、ジョナサンも友人と共に聴くことなる。
実のところ、友人はそれを全く気に入っておらず、一度ジョナサンに聴かせた後、処分しようと考えていたのだ。
レコードが流れる間、ジョナサンの頭の中は、どのレコードと交換しようかということで一杯だった。
彼の友達はB面をかけた。
B面1曲目「Heroin」冒頭の鋭いギターサウンドを聴いた瞬間、ジョナサンは偉大なものへの震えを感じた。
彼の中でこの音楽は自分自身に語りかけているのだという認識も芽生えた。
彼はVelvet Undergroundの曲の中に、誠実さと正直さ、そして力強さと美しさを見出したのだ。
そしてそれこそが彼に影響を与えたのだった。

…続く

最近買ったレコード紹介
1月〜3月

 今回は、1月〜3月の間で買ったレコード、7inchを含め13枚をご紹介します。
 記事が長くならないよう、なるべく短めの紹介になりますが何卒ご了承ください。

They Might Be Giants/APOLLO 18 (UK-ORG)

 ブルックリン出身のデュオThey Might Be Giantsの4thアルバムです。
 値段は7000円。迷ったけど「初買いだ!」と理由をつけ、思い切って購入しました。
 いつも通り楽曲に一貫性はないですが、前作「Flood」に比べ、ギターをフィーチャーした楽曲が増えた気がします。
 この先のバンドサウンドなアルバム群に繋がる架け橋的存在のアルバムだと思いました。

〜オススメの曲〜
・Fingertips
 10秒程度の楽曲21曲を切り貼りし、1つにまとめた曲です。
 21曲全ての楽曲スタイルが異なり、急に変わる感じがTVのチャンネルを切り替えたかのようで、面白いです。

Talking Heads/Fear of Music

 こちらは過去の記事内でも紹介した、Talking Headsの3枚目のアルバム「Fear of Music」のUS-ORG盤です。
 アフリカン・ビートへの傾倒により、ダンサブルな曲が多く含まれたこのアルバムは、個人的に次作の「Remain In Light」よりも初期のポップさが残されていて好きです。

〜オススメの曲〜
・Life During Wartime
 「Stop Making Sence」でのパフォーマンスを見て以来、この曲が大好きです。
 ほぼ全ての楽器が同じメロディ、リズムの反復であるのに対し、コンガやギターに少しの変化を加えることで飽きが来ないように対策している。この工夫は見習いたいなと思いました。

Tears For Fears/Songs From The Big Chair

 Tears for Fearsの2ndアルバムです。
 収録曲の「Everybody Wants to Rule the World」だけが聴きたくて購入しました。アルバム全体にかかる、浮遊感のようなものがとても大好きです。

〜オススメの曲〜
・Everybody Wants to Rule the World
 この曲は本当にアンセム的でかっこいいと思います。
 イントロのアルペジオから始まり、キャッチーなサビまでへ行く流れが綺麗で好きです。
 この曲を聴くとドライブに行きたくなります。

Modern Lovers/LIVE

 Jonathan Richman率いるModern Loversのライブ盤です。
 このアルバムでしか聴けない名曲「I'm A Little Airplain」や代表曲である「Egyptian Reggae」「New England」などが収録されており、彼らの入門アルバムとしてもオススメだと思います。
(それに、演奏のクオリティだって素晴らしい。)

〜オススメの曲〜
・Ice Cream Man
 誰かとこのアルバムについて語る時、真っ先に話題に上がるのがこの曲です。
 良い曲だからなのはもちろんなのですが、くどいぐらいに繰り返されるアウトロの部分が物凄く可笑しくて、アルバムのハイライトとなっているのです。
 観客も、本人さえも笑ってしまう瞬間に、会場に漂う温かい空気を感じ取ることができると思います。

Clash/Sandinista

 こちらは過去に1つの記事で丸々紹介したので割愛します。
(詳しくは過去の記事を遡っていただければ見れるはずです。)

Brave Combo/No Sad Faces

 ポルカやサンバ、チャチャにハードロック。多種多様な音楽を得意とするBrave Combo。84年のライブ盤です。
 ライブ盤だと知らずに買って、最初はガッカリしたのですが、聞いてみると演奏はめちゃくちゃ上手いし、会場の熱気は凄いしで、100点満点でした。
 色々なジャンルの曲をやっているので、味変が欲しい人にオススメです。

〜オススメの曲〜
・The Real Thing
 このアルバム唯一のファンクロックナンバーです。サックスのリフとハードなカッティングのギター、ラップ風なボーカルが絡み合って物凄くかっこいいです。
(次の曲への繋げ方も上手。)
 こういう曲でのCarl Finchの歌声は、濁声も相まってPrimusのLesに似てるなと思いました。

Beatles/She Loves You (UK-ORG)

 言わずと知れた、Beatlesの名曲です。
 Beatlesのオリジナル7inchを1枚くらい持っておきたいと思い、初期で一番好きな「She Loves You」を買いました。
 開始1秒目のタムから物凄い迫力に圧倒されました。
 それに加えベースもシンプルなフレーズなのにアタック感が前に出て、より力強いものとなっていました。
 結論、買って良かったです。

Dickies/Incredible Shrinking Dickies

 アメリカのパンクバンドDickiesの1stアルバム。これはバンドメンバーのOi君から勧められて購入しました。
 底抜けに楽しいパンクロックです。もれなく全ての曲がハイスピード、ハイテンションで繰り広げられて、つるりと全曲聴くことが出来ます。
 「何かテインションの上がる曲で踊りたい!」という人にはピッタリなアルバムだと思います。

〜オススメの曲〜
・Shadow Man
 Shadow Manという(多分)架空のヒーローのテーマソングです。
サーフソングに触発されたリズムと、テキーラからパクったSaxのリフがキュートで大好きです。

Lord Invader/Calypso

 40年代ごろに活動を行っていた、カリプソ歌手Lord Invaderのコンピアルバムです。
 僕は一時期カリプソに熱を上げていて、スチールパンを買おうとしたり、トリニダード・トバコの位置を調べたりしていました。
 本場のカリプソを聴きたいと思い購入したのがこのアルバムです。クラシックなカリプソの曲が収録されていて、初めての人にもオススメです。

〜オススメの曲〜
・Barrack Room Scandal
 どの曲もオススメなんですが、この曲だけ裏声を使ったり叫んだりしてふざけていて、とても楽しそうな雰囲気が伝わってくるのでオススメです。

ESG/Come Away

 ニューヨーク出身のバンド、ESGの1stアルバムです。これはバンドメンバーのリー君から教えてもらいました。本当に良いアルバムです。
 ボーカル、ベース、ドラム(パーカッション)のシンプルな構成なのに、何かを足す必要がないくらいに完成されています。
 ベースラインも、まるでモータウンかようにシンプルでキャッチー、それでいてファンキー。天才的です。

〜オススメの曲〜
・You Make No Sence
 ただこのタイトルをひたすら言っているだけ曲なのに、グルーヴがあってめちゃくちゃかっこいいんです。
 ブレイク前のただれ落ちるようなベースラインや、ブレイクのウッドブロック(?)のソロが可愛くて好きです。

Charli XCX/Brat

 Charli XCXの2024年作のアルバムです。
 「流行りを知るため、月に一枚は新譜を買おう」と思いつき、様々な媒体で「2024年のベストアルバム」と謳われていた今作を購入しました。
(この時点で新譜ではない)
 No.1かどうかは正直良くわかりませんが、なんとなく幼い頃にCMなどで聞いたクラブ・ミュージックぽさがあって好きです。
 もっと最近の曲を聞き込んで勉強します…

〜オススメの曲〜
・Apple
 2010年代前半のポップソングぽい、めちゃくちゃキャッチーな曲です。Tiktokで流行ったのも頷けます。

Sam Cooke/Live at The Harlem Square Club

 80年代に出たサムクックの63年のライブ盤です。
 これだけはオリジナル盤を最初に聴きたいと思い、1万円で購入しました。
 自分が恥ずかしくなるくらい、この人はめちゃくちゃ歌が上手いです。皆がイメージする洗礼された甘い声の彼ではなく、ハードでソウルフルなボーカルをこのアルバムで聴くことが出来ます。ただひたすら熱いです。オススメです。

〜オススメの曲〜
・Cupid
 めっちゃ綺麗なラブソングです。高音の部分のしゃがれたボーカルがカッコいいです。
 曲自体もオリジナルよりテンポが上がっていて、ちょっとチャチャっぽくなっています。
 聴いてるととても幸せな気持ちになります。

David Bowie/Young American

 最後はこちらDavid Bowieの8thアルバムYoung Americansです。
 こちらはボウイのプラスチックソウル期と言われているように、ファンクやソウルに影響を受けた楽曲の多いアルバムになっています。
 女性コーラスを多用していたり、ホーンセクションを増やしたりと傾倒ぶりが伺えます。
 この時期のボウイはドラック漬けだったそうです。

〜オススメの曲〜
・Fame
 ジョンレノンも参加したこの曲は、アルバム内で唯一ファンキーさを前面に出した曲です。
 ボウイらしい難しいコード進行や展開はなく、ひたすら反復の演奏です。少しもったりとしたドラムや、深いリバーブにドラッグ味があって、気味悪いです。
 (この時期のボウイはドラック三昧だったそうです。)

…以上13枚、Yujiro Ozakiでした。

中国地方へ旅行をした。
〜後編〜

 今回も前回に続き、中国地方旅行の感想を写真と共にご紹介したいと思います。

3日目 島根県→広島県

 この日は朝7時くらいに、家を出て広島へと向かいました。行きの車内では「たまには最近の音楽を聴くべきだ」という友達の意見により、3月のトップソングがずっと流れていました。意外にも良い曲が多くてびっくりしました。
広島に着いたらレンタカーを返し、ここからは路面電車での移動です。

 路面電車で広島港に向かい、ホテルに荷物を預け、14時ごろ宮島行きのフェリーに乗りました。

 宮島へ着くと、鹿がお出迎えです。
生で鹿を見たのは、修学旅行で奈良に行った時以来です。奈良公園の鹿に比べ、ここの鹿は大人しく、餌をせがんだりしてきません。人間をまるで風景の一部かのように扱っている姿に驚きました。

 そうこうしているうちに、宮島のシンボル「厳島神社大鳥居」につきました。この日は運が良く、潮がだいぶ奥まで引いていたので、鳥居の真下の方まで行くことができました。
(お決まりのジャンプ写真も撮りました。)

 海外の人に写真を撮ってあげてる僕です。
(1枚撮った後に「Could you ◎△$♪×¥●&%#?! longer please?」みたいなことを言われ、全く意味がわからなかったので、適当に「Sure! Sure!」とか言って、同じ写真をもう一枚撮ってスマホを返しました。)

 昼食はもみじ饅頭に衣をつけて揚げた「揚げもみじ」と、生牡蠣を頂きました。両方ともめちゃくちゃ美味しかったです。
(写真の奥にはガラス張りの部屋があり、揚げもみじの製造工程を見ることができる。)
17時ごろ宮島を出発し、バスでアウトレットへと向かいました。

 アウトレットに着いたのは19時ごろ。20時閉店なので駆け足で色々な店を回りました。
結果、シャツとスラックスを一枚づつ買って買い物は終了です。

 夕飯は広島駅で穴子丼を食べました。疲れていたのか、味は全く覚えてません。
(多分、美味しくなかったです…。)
その後、ホテルに戻り、ホテルの温泉に入り、3人で軽く晩酌をし、寝ました。

4日目 広島県 最終日

 最終日のこの日は、比較的時間に余裕がありました。ホテルの売店に行ってご当地コーラを買ったり、露天風呂でまったりしながら時間を潰しました。
(ちなみに、このコーラはめちゃくちゃ美味かったです。)

 チェックアウト後、ホテルから広島駅に向かい、路面電車に乗り換え、平和記念公園へと行きました。
ここは、今回の旅で一番来て良かったと思った場所です。
原爆ドームは当時のままの状態で残されており、辺り一帯を包み込んだ原子爆弾の威力、恐ろしさを視覚で感じとることができました。
また、平和資料館には遺品や写真。残された家族の言葉などが展示されていて、とても言葉では表せれない深い悲しみを味わいました。
自分が生きてることは当たり前のことじゃないんだ、生きている自分の役目を全力で全うしなくてはいけない。と、改めて心の底から認識しました。

 皆それぞれに色々な気持ちを抱えたまま、僕らは広島空港へ向かい、東京へと帰りました。

総括

 4日間の旅行。写真の通りとても疲れました…。
でも同時に、初めて行った中国地方は楽しかったし、色々と曲のインスピレーションを見つけることが出来ました。
今度行く時はしっかりと運転技術を覚えてから、行きたいなと思いました。

…以上、Yujiro Ozakiでした。

中国地方へ旅行をした。
〜前編〜

 今週、友達3人で中国地方へ旅行に行きました。3つの県を4日間でまわったので、思ったよりも疲れました。
今日はその思い出を写真と共にご紹介します。

1日目 鳥取県、島根県

 1日目は、朝の6時から飛行機に乗り、鳥取コナン空港へと向かいました。名前の通り、鳥取県は青山剛昌先生の出身らしく、空港ではコナンくんと蘭ねぇちゃんが出迎えてくれました。
(コナンはあんまり知らないので、知っているキャラクターの出迎えで安心しました。)
 その後、レンタカーで鳥取砂丘へと向かいます。

 10分くらいかけて砂丘に着きました。予想以上に広くてびっくりしました。どこへ行っても砂、砂、砂で異世界にでも来たかような不思議な雰囲気がありました。
 聳え立つ砂山の上からは、日本海が一望できてとても綺麗でした。
(写真はないですが、ラクダもいました。)

 その後、近くのお店で「砂プリン」なるものを食べました。砂に似た粉状のカラメルを上にかけて食べるのですが、これは本当に絶品でした!
 砂丘に来たときは、寄ってみることを強くオススメします。

 残念なことに、鳥取県には他に寄るところもなかったため、プリンを食い終えたら島根県へと向かいました。

 車で2、3時間かけて島根県の出雲大社へと向かいました、出雲は年に一度、全国の神様が一斉に集まる場所として有名で、神聖な空気がそこかしこに漂っていました。

 巨大なしめ縄。夕飯までの間、近くの自殺名所にも行きましたが、特にこれといった感想はないです。

 夕飯は「看雲楼」という予約制の料理屋で食べました。
 出雲は出雲そばが有名なのですが、皆がそばを頼む中、僕はカツ丼を食べました。
理由は、蕎麦屋のカツ丼を食べればその店の美味さがわかるってよく言うし、出雲そばはこの旅で何度も食べれると思ったからです。
(蕎麦はこの日以来食べてません。)

 味はメチャクチャ美味かったです。
その後、温泉に寄って1日目はおしまいです。

2日目 島根県

 2日目は朝イチで温泉へと行きました。島根県太田市にある「薬師湯」です。
この温泉は効能がすごく、疲労回復や肩こり、冷え性はもちろんのこと、生活習慣病や火傷にも効く最高級の天然温泉だそうです。
それのおかげなのか、この日は1日中花粉症を感じずに過ごすことができました。
(友達は飲んでた市販薬が効いただけだ、と言っていました。)

 温泉の後は、車で石見銀山へ向かいました。写真は銀山近くの街並みです。
時間の都合上、銀山には行けなかったのですが、地元のガイドさん曰く、「3人で周ればそこはただの洞窟、でも私と周れば、パラダイス。」だそうです。
(ガイド代が500円もしたので、丁寧にお断りしました。)

 夕飯は街並みの端っこにある「道楽」と言う中華料理屋へ行きました。これもめちゃくちゃ美味かったです!
特に、鳥の黒酢餡には思わず「…うまぁ」と口に出てしまうほど感動しました。
(5品くらいのコースで2000円くらいでした。安いッ!)

 帰りは道の駅や、仁摩サンドミュージアムに寄ったりしながら帰りました。
途中、少しだけ交代して車を運転しました。運転するのは1年ぶりだったので緊張しましたが、事故もなく無事、安全運転で帰ることができました。

これで2日目はおしまいです。

後半へ続く…

Ween/The Mollusk

 お久しぶりです。今日は好きなアルバムを紹介したいと思います。
今日紹介するのはWeenのThe Molluskです。

・Weenとは?

 Weenは90年代に活躍したアメリカのロックデュオです。
メンバーはGene Ween(左)とDean Ween(右)の二人で活動しています。
二人は同じ姓ですが、兄弟ではありません。ラモーンズやフラテリスのような感じです。

80年代に中学校のタイピングの授業で知り合い、Princeが好きという共通点から「Ween」を結成します。
そこからカセットテープを用いたホームレコーディングでの作品を作っていき、94年には大手レコードレーベル「Elektra Records」との契約を勝ち取るまでになります。

変わった音楽性ですが根強い人気があるようで、現在でも大規模なツアーに出ては、観客達を熱狂の渦に包み込んでいるそうです。

・The Mollusk

 それでは、アルバムの紹介に移りたいと思います。
このアルバムはWeenの6枚目のオリジナルアルバムです。
前前作の「Chocolate and Cheese」ではプロのレコーディングスタジオを使用して録音を行っていた彼らは、今作では改めて初期のようなホームレコーディングに回帰します。

暗い航海をテーマにしたコンセプトアルバムであるため、本作ではニュージャージー州のロングビーチ沿いの家を借りて録音が行われたそうです。

音楽性はメチャクチャで、パンクがあったり、ポルカもあったり、サイケデリックかなと思ったらカントリーだったり。とても奇妙です。
様々なジャンルの音楽を咀嚼し消化した後に、ゲップと共に返ってきた音楽がコレだ!って感じです。

でもそれなのに、全体を通して海というテーマを感じ取れる作品になっているのがWeenの凄い所だと思います。

余談ですが、アニメのスポンジボブはこのアルバムから着想を得て作ったそうです。
このアルバムが存在しなければ、スポンジボブも存在していなかったかもれません(?)。

・好きな曲

 全曲好きですが特に好きな曲を7曲紹介します。

1 I'm Dancing In The Show Tonight
(「Are My Ears on Straight?」という50年代のノベルティソングのカバーです。ピアノが奏でるキャッチーなメロディにふざけたボーカルが絡み合って、とてもクセになる楽曲になってます。)

2 The Mollusk
(ギターのアルペジオとシンセの出だしから心をグッと惹きつけられます。溶けるような心地よさに、途中のホルンソロも相まって、最高な8分の6拍子の名曲となっています。)

6 The Blarney Stone
(まるで海賊の宴会のような雰囲気の楽曲です。この曲で使われてるアコーディオンの音色がより一層雰囲気を近づけていて、とても好きです。)

7 It's Gonna Be (Alright)
(一変してPink Floydのようなサイケデリック音楽へと変わります。短い曲ですが一生続いてほしいような陶酔感と安心感が得られます。)

10 Pink Eye (On My Leg)
(一辺倒なウォーキングベース。チープなシンセ音。寝起きのような「アー」という声。やっぱりWeenの根はパンク野郎なんだな…とこの曲で再確認できます。)

13 Ocean Man
(この曲はスポンジボブの映画でも使用されていました。もしかしたらWeenの中で一番有名な曲かも知れません。めちゃくちゃポップでオススメです。ギターソロも最高です。)

14 She Wanted To Leave
(フィナーレに相応しい壮大な楽曲です。かといってオーケストラを使いまくるわけでもなく、ライブで再現できるサイズに収めて、その中で素晴らしい楽曲を作っている。勉強になります。)

…以上、Yujiro Ozakiでした。

1月に買って良かったもの。

今日は1月に買って良かったものを”5つ”ご紹介します。

1.Hofner/Club Bass

 僕は今まで、自分のベースギターを持っていませんでした。
ライブの時は毎回人のを借りてたし、練習も店のベースを借りていました。機材へのこだわりがあまり無かったんです。

でも、最近バンドの練習やライブが増えていくにつれて、音作りの難しさを痛感しました。
バンドのためにも、これは自分のベースを買うしか無いと思い、次の日に御茶ノ水へと行きました。
(それに毎回Gt.リーくんにベースを持って来させてることにも、後ろめたさを感じていました。)

最初は一般的なプレベを買おうと思ったのですが、見た目の素晴らしさに惚れてこっちにしました。
値段は6万円。ベースの中では安いけれど、僕には大金です。
正直、買わないで今日は帰ろうかとも思いました。

でも、試奏させてもらった時に、店員から
「これはやめた方がいいっすよ、これ弾くのポール・マッカートニーのファンくらいですから(嘲笑)」
的なこと言われて、イラっとしたので思い切ってその日にそのまま買いました。

実際スタジオで使ってみると、めちゃくちゃ使いにくかったです!音は全然伸びないし、音質もモサっとしてて他の楽器と馴染みません。あっ…失敗した!と心底思いました。

でも、使っていくうちに不思議なもんで愛着が湧いてしまうんです。今では買って良かったと心から思ってます。
↓ライブで弾いている僕。(Xにあがってた写真を引用)

余談ですが、トーキングヘッズのティナもこのベースを愛用しています。↓(つまり良いベースってこと!?)

2.テニスボール

 テニスを始めたいと思い、半月くらい前から友達のテニスラケットを借りているのですが、肝心のボールが付いてきませんでした。
仕方がないので、テニスの専門店に行って買ってきたのがこのボールです。

後悔している点は、買う時に店員さんに対し、
「遊びでテニスをするんですけど、このボールで大丈夫ですか?」と聞いたことです。
とても、専門店でする会話じゃないなと思い、恥ずかしくなりました。

まぁ何はともあれ、これでテニスができます。
あとはラリーの相手を探すだけです。こればっかしは買えませんでした。

3.アンネの日記/文春文庫

 僕が中学生ぐらいの頃に、都内の図書館でアンネ・フランク関連の書籍が破かれる事件がありました。
様々な番組で取り上げられていたことから、「アンネの日記」という名前だけは知っていたのですが、この歳まで全く中身を読んだことがありませんでした。

月日が経ち先月、散歩中にふらりと立ち寄った近所の古書店で、ふとこの本を思い出し購入しました。

まだ読んでる途中ですが、ものすごく感動しました。
大戦時に生きるユダヤ人の話としても、もちろん優れてますが、一人の少女のエッセイとしても僕は素晴らしいなと思いました。

元々が誰に見せるわけでもないアンネの日記であったために、言葉の1つ1つがリアルなんです。

誰々が私を嫌ってるとか、あの人が嫌いだとか好きだとか。人には言えない悩みを赤裸々に語っているのです。
しかも、彼女には文才もあって読みやすい文章になっているため、情景がリアルに伝わってくるのです。

もちろんこの本の結末は知っています。
助からないことが分かっている分、この本を読んでいると、死を実感できて1日1日をしっかり過ごそうという気になるのです。
こんな素晴らしい本には出会ったことがありませんでした。
僕の人生の1冊になることは間違いなしです。

4.Talking Heads/Fear Of Music (LP)

 このLPを買ったのは2枚目で、前に買ったのはポルトガル盤でした。今回はUSオリジナルです。

正直言ってポルトガル盤はクソでした。なぜか高音がカットされているし、演奏の迫力も何も感じないのです。

でもまぁ、こんなモノなのかと思って我慢して聞いてたのですが、やっぱりどう考えても、そんなことは有り得ないと思い、今回USオリジナルを買いました。びっくりするほど音がめちゃくちゃ良かったです。

例えば、1曲目の「I Zimbra」のパーカッション。音が粒立って聞こえるし、前に進むエネルギーを感じました。
また、全曲通してボーカルが聞こえやすかったです。

レコードはオリジナル盤しか認めない。という人がたまにいますが、この件を通して今回ばかりはそれを認めざるを得ませんでした。
だって、良くないからぁ!!

5.「手帳は高橋」の日記帳

 毎年この月は日記帳を買います。今回はこれにしました。

これの良いところは、行の左端に6〜24の数字が割り振られていて、1時間単位で行ったことを記録できるところです。書いていて楽しくなります。

今日はどんな良いことがあったのか、明日は何をしようか、今日できなかったことは何か。
寝る前の10分間。そのことを書き留めるだけでも、人生の楽しみが増えるような気がします。

 …以上が1月に買って良かったモノです。初売りを言い訳に楽器を買ったり、レコードを買ったりと少々使い過ぎてしまったので、2月からは節約モードへと切り替えたいと思います。
以上。Yujiro Ozakiでした。

The Clash/Sandinista!

♪サァーーーンディニスタ!♪

 今日はThe ClashのSandinistaを紹介します。
実を言うと…僕はこのアルバムを聞いたことがありませんでした。

中学の頃に近所のTUTAYAで前作「London Calling」を借りた時以来、TheClash好きを公言してきたのに…
収録時間が長いという理由だけでこのアルバムは聞いてませんでした。(3枚組で2時間半もある)

で、今回初めて聞いてみて感想は…

       ”めちゃめちゃ良かったです!!”

ダブやゴスペル、カリプソにレゲエ。Clashらしいロックンロールな曲も入っていて、色々な角度のClashを楽しめる良いアルバムだと思います。

ただ、一方で6分弱もある曲や、同じテーマをひたすら繰り返すだけの曲が入ってたりして、少し飽きる瞬間があるのも事実です。
特に、アルバム3枚目の収録曲は、前曲のヴァージョン違いやClashのメンバー以外の人が歌ってる曲がほとんどなので正直あまり聞かないです。

それでも僕はこのアルバムの散らかった感じが大好きです。
特にオススメな曲は…

A-1 The Magnificent Seven 
(ファンキーなベースライン。それに、ギターのカッティングがかっこいい。)

A-2 Hitsville U.K.
(ゴスペル調の曲で、ベースラインのノリがいい。)

B-3 The crocked Beat
(DUB。ベースラインが可愛いくて好き。)

B-5 Somebody Got Murdered
(Clashらしいロックンロール。)

C-4 Let's Go Crazy
(カリプソぽいダンスナンバー。ドラムがうますぎる。踊れる。Princeとは関係ない。)

C-5 If Music Could Talk
(スローナンバー。サックスとピアノがとても良いバラード。)

D-1 Police On My Back
(目が覚めるようなギターリフ。1stの頃の感じがある。)

D-4 The Call Up
(理由はわからないけど、こうゆうベルの音と雰囲気が好き。少しいやらしい感じがする(?))

D-5 Washington Bullets
(スチールパンがご機嫌。シンプルなメロディが良い。サーンディニスタ。)

E-1 Lost This Skin
(カントリーな1曲。タイモン・ドックが歌っている。)

E-2 Charlie Don't Surf
(なんか童謡っぽくていい。)

E-3 Mensforth Hill
(実験的な曲。手を抜いているだけなのか、新しいことをしようという気持ちなのか、よくわからない。)

F-5 Career Opportunites
(キーボーディストの子供が歌っている。個人的に下手な子供が歌う曲は大好き。)

レッチリのフリーもこのアルバムが好きみたいで、確かにミクスチャーロックの先駆けなのかな…?。
Beatlesの「White album」が好きな人はきっと気にいると思います。
以上、Yujiro Ozakiでした。

最近ハマってるYoutuber。

 今日は最近、僕がハマっているYoutuberを紹介します。
それは、Weird Paulです。

Weird Paulはアメリカ出身のブロガーでYoutubeには14年前から動画投稿を始めています。
幼い頃から動画撮影が好きで、Youtubeが出る20年も前から自宅で商品レヴューなどを行なってきたそうです。
なので、自身のことを世界初のブロガーとも呼んでいます。
(たまに動画内で「ORIGINAL BLOGGER」と書かれたTシャツを着ている。)

肝心の動画の内容は自身のコレクション(おもちゃ、レコード)の紹介だったり、過去の思い出話。 自分の作った映画などの投稿がメインで、画質も全く良くないです。
興味本位で見たものの途中で「なんだこれ…」と思うものがほとんどです。

でも、そのオタク特有の熱量、不気味さが自分の中ではツボで、ついつい見てしまうのです。

過去に囚われている悲しい人という見方もできるけど、好きなことを臆面もなく追求する姿勢は尊敬するし、憧れでもあります。

また、彼には一方で音楽家としての一面もあり、過去にはDaniel Johnstonの前座を務めたこともあるそうです。
Daniel Johnston本人から「君の音楽はWeirdだ!」とも言われたことがあるそうです。

彼は現在54歳。
いつまでも元気に動画投稿を続けて欲しいです。

映画「KIDS」を見た。

 今日はKIDSという映画を見ました。
感想は「アメリカの日常がこれって本当?」っていう感じでした。

確かに、DVDの背表紙には監督の言葉で
「これが現実だ、黙ってちゃんと見ろ!」
って書いてあるけど、

一日中ドラッグをやって、暇さえあればSEXをして、夜になったらパーティが日常だなんて、なんか盛りすぎじゃない?とか考えてしまう。しかも17歳が。

例えば、「龍が如く」を見た外国人が「これがJapanか!」って思ってしまうように、実際はそこまでじゃ無いのかもしれない。

じゃなかったら、あの生活はひどいよな。

HIVに感染したジェニーと、全く気にせず処女を犯し続けるテリーとの対比は素晴らしいし、Dinosaur.JrやSebadohで活動していたLou Barlowが務めた音楽も素晴らしかった。

障害者が受ける冷たい現実や、ゲイを馬鹿にするシーンなど、普通なら撮るのを恐れるシーンも、リアルを追求するために撮る。ラリー・クラーク監督の姿勢も素晴らしいなと思った。